2007/06/21

オランダ滞在許可の申請結果は?

ライデン市役所で滞在許可申請をすると、6か月以内に審査結果に関する手紙がライデン市役所から郵送されてきます。文面はオランダ語ですが、解読すると「審査の結果、滞在許可がおりたから、滞在者カードを3ヶ月以内にライデン市役所まで取りに来るように」とのこと。ライデン市役所に足を運び、この手紙とパスポートを提示すると、滞在者カードをもらえます。
オランダ滞在許可、ついに取得!

となるはずなのですが。なかには6か月経っても、全く音沙汰なし、手紙一通届かない場合があります。その際の対処法ですが、INDではなくライデン市役所へ行きましょう。 その理由は:

滞在許可申請の審査の窓口はライデン市役所であるものの、実際に審査を行っているのはIND(オランダ移民局)。INDのホームページで、滞在許可申請に関する問い合わせの電話番号を見つけ(個別の申請に関するメールでの問い合わせは受け付けていません)、早速電話してみました。これが、大きな間違いでした。

まず、待ち時間が長い。複数の部署に転送される間の(まさに「たらいまわし」)待ち時間が長い。
次に、「Dossier numberをおしえてください」と言われる。が、そんな番号は知らされていない。
あるINDの対応者によると「Dossier numberはアプリケーションフォームの裏に書いてある」らしい。もちろん、アプリケーションフォームは申請時に提出するものだから、現在はINDにあって申請者の手元に残っているわけがない。
別のINDの対応者によると、「INDから申請者に送った手紙に書いてある」らしい。が、この電話をかけたそもそもの理由が、申請から6ヶ月を過ぎてもINDから手紙一通届かないというもの。加えて、審査結果を受け取った人たちも、INDからではなくライデン市役所から手紙を受け取っていて、INDからは何も送られてきていない。すると、その対応者は
 “I don’t believe you. You must have the letter from IND.”
もちろん、別の部署へ転送。そして、ありがちなことに転送の待ち時間中に突然電話が切れました。もう一度、最初から、全く同じプロセスのやり直しです。

とうとう3度目(2度目ではなく)の電話の待ち時間中、このIND電話が30分以上に及んでいることに気付き・・・。こちらから電話を切りました。

では、ライデン市役所はどうかというと。
Informationで滞在許可申請から6か月経っても審査結果が来ないことを説明すると、すぐ横の別の担当者がパスポートから審査状況をオンラインで確認してくれました。
「あなたの滞在許可申請は、まだ審査中ですね」
「では、今は審査結果を待つしかないということですか」
「ええ」
「滞在許可申請時にもらったステッカーの有効期限が6か月で切れてるんですが」
「それなら、担当の窓口でステッカーの再発行の手続きしてください。」
と、笑顔で番号札を渡されました。
再発行の手続きもあっという間。あまりの、あっけなさに前日のINDとのやりとりが悪い夢だったのではないかと思ったほどです。

あとで分かったことですが、INDへのクレームの仕方を詳しくおしえてくれる英語のサイトが存在するほど、INDの電話窓口の評判は芳しくないようです。オランダの人は、愛想がよく親切。という、ここ数ヶ月で強固になった思いに、もう少しでくさびを打ち込まれるところでしたが、ライデン市役所の親切な対応に救われました。
そうそう、ライデン市役所への問い合わせですが、滞在許可申請から6か月を過ぎていない時点では、ライデン市役所ではどうすることもできません。市役所へ出向くのは、6か月を過ぎてからにしましょう(もちろん、このような事態に陥らないほうがよいのですが)。

ちなみに、再発行してもらったステッカーの有効期限は6ヶ月先で、日本への帰国予定日の2ヶ月後です。「滞在許可申請中」のまま、オランダを去ることになるかも。それもオランダらしいか。

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2007/01/11

銀行口座開設に必要なのは?

銀行口座開設のポイントの一つは、どの銀行のどの支店に行くかです。そして、必要書類・情報を把握しておくことも。

ライデン大学の新聞"Mare"の英語版記事でも指摘されているように、international studentが銀行口座をし解説しようとしたときに、銀行や支店(場合によっては担当者)により必要書類や所要時間が異なるという話が聞かれます。また、2006年秋に銀行側が口座開設時のルールを、より厳しく変更したため、全ての銀行の担当者に必要書類等の情報が周知されていないということもあるようです。
ライデンには、大手ではABN-AMRO、Fortis、ING、Roboなどの銀行があります。この中で、英語でインターネットバンキングのサービスを提供している(2006年秋時点)ABN-AMROで、筆者は口座を開設することに。

まず、ABN-AMROのホームページで必要書類を確認。と、オランダ滞在許可が必要と書いてあります。もっともとは言え、それではあまりに不便。筆者の場合、到着から滞在許可を申請するまでに約2ヶ月。さらに、申請から許可が下りる(または拒絶される)まで最長6か月。これでは、最悪8ヶ月の間、オランダでの銀行口座なしで生活、つまり日本の銀行口座から割高な手数料(約3%)を払ってATMからお金を引き出し続けなければならないということに。そんなん、日本の銀行がおいしいだけやんか。

そこで、銀行の窓口に行き、口座開設に滞在許可が必要かどうか尋ねてみました。
「銀行口座を開設したいんですけど、オランダの滞在許可はまだ取得してないんです」
「銀行口座開設には、滞在許可が必要です」
やはり・・・。

ということで、次に銀行を訪れたのは、滞在許可の申請(取得ではありません)が終わった翌日。滞在許可はまだもってないけど、正規の手続きを踏んだんだから、当たって砕けろやね。
「銀行口座を開設したいんですけど」
とInformationの窓口で伝えると、担当者が来るまで待つように言われました。待つことしばらく。ようやく担当者が現れ、銀行口座を開設したいことを伝えました。
「どの種類の口座を開設希望ですか」
そう、オランダの銀行は手数料や利率の異なる様々な口座を用意していて、顧客はその中から自分にあったものを選ぶのです。ホームページでの予習の成果を披露しなければ。
「Student Packageがいいんですが」
「international student向けのStudent Packageは当支店では扱っていないんです。Breestraatの支店に担当の窓口がありますから、そちらへ出向かれてはどうでしょう」
なるほど。なんでも、筆者が足を運んだLeiden Centraal駅前の支店ではなく、Breestraatの支店にStudent Loungeがあるのだとか。

Breestraat支店へ行きました。と、2階(オランダでいう1階)にありました、Student Lounge。
「銀行口座を開設したいんですけど」
「どうぞ、そちらにかけてください。コーヒーはいかがですか」
とスムーズに始まり、あっという間に手続きが進んでいきます。
■必要書類は:

・パスポート
・ライデン市へRegistrationを行ったことを示す書類(滞在許可申請時にもらえる)
■必要でなかった情報・書類は:
・Sofi number(税金支払のための番号)  
  オランダ国内で所得がないことを伝えると、ダミー番号で処理
・滞在許可  
  申請しただけで取得はしてなかったんです、この時点では

「日本の銀行から送金するので、SWIFT numberとIbanをおしえてください」
この2つの番号は銀行、支店、口座を特定するもの。おさえておきましょう。筆者は、郵送で日本のCiti Bankに海外送金先登録をし、口座開設の5日後、Citi BankのInternet BankingでCitiの口座からABN-AMROの口座に、生活費を送金しました。


1週間後、Wereldpasと呼ばれる3つの機能(ATMカード、デビットカード、電子マネー)をもつカードが送られてきました。これを、銀行の支店に持っていき、activateしてもらうと、使用可能に。Internaet BankingもWereldpasが必要なので、ようやく始められることに。さっそく、InternetSaving Accountという利率の良い(2006年秋で2.4%)の口座を開設したり、家賃の振込先を登録したり。


銀行口座も無事開設し、ようやく一般市民として認められたような気分になった筆者。これからは、ライデン生活を満喫するための情報を中心に掲載します。

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2006/12/17

滞在手続き Registrationは3日以内?

オランダに滞在する外国人は、オランダ到着後3日以内に警察署(蘭:Politie Bureau)に届け出る(Registrationを行う)必要があります。

という情報を得て、オランダ入国3日目に、近所の警察署へ足を運ぶことに。警察署の場所は、当時、滞在中の部屋にあった電話帳の地図で確認していたので、すぐわかりました。電話帳の地図には、警察署と郵便局の位置が載っているので、結構便利ですよ。

さて、入口を入ると受付カウンターのようなところがあり、女性警察官がにこやかに出迎えてくれました。
「3日前にオランダに来て、1年滞在の予定なんですけど、Registrationはここで行うのですか?」
と英語で尋ねると、
「RegistrationはForeign Policeに電話して行ってください。この紙に電話番号が書いてありますから」
と、すぐさま英語に切り替えて、蘭英2ヶ国語でRegistrationについて書かれたプリントを渡してくれました。

受付時間の関係で、翌日、プリントに書かれたForeign Policeに電話してみました。
「4日前にオランダに来て、1年滞在の予定なんですけど、Registrationはここで行うのですか?」
「4日前? 3日以内にRegistratonしないといけないんですよ。ところで、滞在期間は?」
「1年間です」
「ああ、ここは3ヶ月未満の滞在のRegistrationをするところなんです。1年だったら、今から言う番号に電話してください」
と、新しい電話番号をメモすることに。

さて、続けて新しい電話番号に電話してみました。
「4日前にオランダに来て、1年滞在の予定なんですけど、Registrationはここで行うのですか?」
市役所へは行きましたか?」
「はい。チェックインを行って、滞在許可申請のためのアポイントメントを電話でとりました。」
「それだったら、ここでRegistrationする必要はありませんよ。滞在許可申請の日に、市役所でRegistrationすることになりますから。まとめて市役所が手続きを行ってくれますよ」

そんな! ほっとするとともに気が抜けたのも事実。
つまり、3ヶ月以上の滞在の場合は、滞在許可申請もRegistrationも、同じ日に市役所で行うので、別途、警察に出向く必要はなかったのです(少なくとも2006年秋のライデン市では)。
とは言え、いろいろあって(詳しくはこちら)滞在許可申請と同時にRegistrationを行ったのは、オランダ入国から約2ヵ月後。最初の"3日以内"とは、えらい差があるような・・・。

約2ヵ月後、Registrationも無事終わり、向かったところは銀行。そう、世の中、お金なしには何もできませんからね。次回は、オランダでの銀行口座開設について紹介します。

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2006/12/12

滞在手続き 滞在許可 寛容が美徳

オランダ滞在手続きの第1歩は、市役所でチェックインすること。受付で滞在手続きをしたいと伝えると、その場でCheck-In Letterを作成してくれます。Check-In Letterに記載されている番号に電話して、滞在手続きのアポイントメントを取るように言われ、滞在許可のApplication Formを渡されて、その場は終わりです。


さて、筆者は、すぐに電話しました。日本人は3ヶ月間は手続きなしで滞在できるとはいえ、長期滞在を目的にしてるのは明白なんだから、疑いを招かぬよう早めに手続きするにこしたことないですよね。で、電話をすると、住所や名前を訊かれ、そして伝えられたアポイントメントの日にちは、
「え?! 1ヶ月以上先?!」
なんでも、とても混み合っているのだとか。筆者の所属先のオランダ人は、「1ヶ月以上先? まあ、だいたいそんなものかな」という反応でした。
うーん、さすがは多くの異国人を受け入れているオランダ。


しばらくすると、"Appoint Certification"が郵送されてきました。開けてみると、
「名前が違う!」
確かに、音声的には似た表記だけど、パスポートの表記とは苗字も名前も違う。電話で聞き慣れない名前を書き取った結果とはいえ、滞在手続きの日には必ず持参するようにと言われている書類。名前が違っていていいのだろうか? うーん、と少し悩みました。でも、これしかないのだし、Check-In Letterの名前は正確だから、どうにかなるだろうと思うことにしました。

そして、滞在手続きの日。どうにかなりました。受付に行ってCheck-In LetterとAppoint Certificationを提示すると、どうやら最初からややこしい名前で確認するのではなく、日時から情報を確認し名前と照合するらしく(それも細かいスペルチェックはないらしく)、問題なく番号札を渡されました。疑われたらどうしようと少しは心配していたのですが、疑いなど無縁の対応でした。
うーん、やっぱりオランダやね。


さて、ようやく筆者の番になり、Application Formを差し出すと、
「これは、日本人用のApplication Formじゃないですね」
「え?! チェックインのときにパスポートを提示してもらったものなんですけど・・・」
Application Formには"with MVV(3ヶ月以内の短期滞在許可必要な人用)"と"without MVV(3ヶ月以内の短期滞在許可必要でない人用)"の2種類があります。日本人は後者で滞在許可申請をするのですが、筆者が手にしていたのは前者。「新しくアポイントメントを取り直しましょう」と、その場で手続きしてくれたのですが、
「え?! 1ヶ月近く先?!」
筆者は構わないけど、オランダとしてはそれでいいのでしょうか。・・・それでいいみたいです。
うーん、ほんまに寛容が美徳の国、オランダやわ。


2度目のアポイントメントの日は、さすがにすんなり手続きが進みました。ライデン市役所から移民局に書類を郵送し、6か月以内に返答が郵送されてくるのだとか。ちなみに、この滞在許可(VVV)申請の日に、ライデン市へのRegistrationも一緒に行います。次回は、このRegistrationの顛末について、紹介します。

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2006/12/10

渡蘭準備 アポスティーユは何通必要?

オランダに労働・就学・研修などの目的で長期滞在するのに、昔のように在日オランダ大使館からビザの発給を受ける必要はありません。そのかわり、戸籍謄(抄)本(Birth Cietificate:出生証明書として使用)を日本(オランダではなく)の外務省に提出し、アポスティーユ証明(英:Apostille Stamp)と呼ばれるA5くらいの付箋をつけてもらいます。
※ 手続きの流れや必要書類、窓口などについては『Welkom in Leiden』のオランダ滞在手続きのページを見てください。

このアポスティーユですが、オランダ到着後に在蘭日本大使館で翻訳してもらったあと、①オランダ滞在許可申請に加え、②警察へのRegistrationに必要ということでした。つまり、少なくとも2回は必要ということです。ここで悩んだのが、渡蘭時にアポスティーユ証明を2通携えていないといけないのかということでした。もし①と②の両方に、コピーでなくオリジナルの提出が必要なら、アポスティーユ証明取得時(@日本の外務省)か翻訳時(@在蘭日本大使館)でのアウトプットが2通でなくてはなりません。 そこで、関係3機関に問い合わせました。

1)外務省へ電話

   「日本でアポスティーユ証明を1通発行してもらい、その1通をもとに
    在蘭日本大使館で翻訳を2通作ってもらえますか?」
   「在蘭日本大使館ではどう言ってるんですか?」
   「ホームページを見たんですが、翻訳1通に対して複数翻訳が出るかは

    書いてないんです」
   「2通必要なんですか」
   「オランダでは、滞在許可申請とregistrationで2通必要らしいんです」
   「じゃあ、アポスティーユは2通申請ですね」
   「え!? 翻訳2通にはアポスティーユ2通必要なんですか?」
   「そうです」
という返答でしたが、それまでの受け答えの様子から、よくわかってないんじゃないかと疑っていたので、他の2件の問い合わせ結果を待つことにしました。

2)在蘭日本大使館へメール
自動返答メッセージが送られてきました。メールでの問い合わせには答えられないから、電話するようにと。
少し不安になって、この時点で戸籍抄本の請求をはるばる遠い故郷の役場にしました。既に1通は取り寄せていたのですが、2通目のアポスティーユ申請が必要な場合に備えてです。


3)ライデン市役所へメール
メールを出してから1週間ほどして、担当の方から返信がきました。①②とも、オリジナルを提出してくれたら市役所側でコピーするので、オリジナルは1通のみで良いと。簡潔だけど丁寧な文面(英語)で、最初の2件に冷たくあしらわれただけに、感謝の気持ちも倍増です。一方、気がかりだった重要事項が一つ片付いてほっとした反動で、日本のお役所体質に怒りが新たになったことは言うまでもありません。


まず、外務省の担当の人。わからないならわからないと言って、わかる担当部署(この場合はアポスティーユ翻訳をしている多くの大使館の一つかもしれませんが)に紹介するなりすべき。それなのに、わからないまま居丈高に適当に返答して、結果として誤った情報を伝えるなんて、一般企業ならありえないですよね。在蘭日本大使館も、電話がOKならメールでも良さそうなものなのにと思えます。メールが殺到して答えきれないというなら、もう少しホームページを充実させて、主要な疑問はホームページで解決するようにしてもらえないものでしょうか(筆者の疑問はマイナーな部類だったのかもしれないけど)。とくにアポスティーユ関係のFAQは、アポスティーユ証明を採用してる多くの国の大使館と共通でつかえる部分もあるはずだし。

アポスティーユは何通必要か? 1通です。少なくとも2006年10月のライデン市では。


ちなみに、日本からアポスティーユを1通持っていけば、それの提示で在蘭大使館で複数の翻訳を作成してもらえます。


渡蘭前から、メールを通して親しみを覚えていたライデン市役所。次回は、ライデン市役所をメインの舞台に、ほんとにこんなのでいいの?といろんな意味で思ったオランダ滞在手続きについて紹介します。



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