2006/12/12

滞在手続き 滞在許可 寛容が美徳

オランダ滞在手続きの第1歩は、市役所でチェックインすること。受付で滞在手続きをしたいと伝えると、その場でCheck-In Letterを作成してくれます。Check-In Letterに記載されている番号に電話して、滞在手続きのアポイントメントを取るように言われ、滞在許可のApplication Formを渡されて、その場は終わりです。


さて、筆者は、すぐに電話しました。日本人は3ヶ月間は手続きなしで滞在できるとはいえ、長期滞在を目的にしてるのは明白なんだから、疑いを招かぬよう早めに手続きするにこしたことないですよね。で、電話をすると、住所や名前を訊かれ、そして伝えられたアポイントメントの日にちは、
「え?! 1ヶ月以上先?!」
なんでも、とても混み合っているのだとか。筆者の所属先のオランダ人は、「1ヶ月以上先? まあ、だいたいそんなものかな」という反応でした。
うーん、さすがは多くの異国人を受け入れているオランダ。


しばらくすると、"Appoint Certification"が郵送されてきました。開けてみると、
「名前が違う!」
確かに、音声的には似た表記だけど、パスポートの表記とは苗字も名前も違う。電話で聞き慣れない名前を書き取った結果とはいえ、滞在手続きの日には必ず持参するようにと言われている書類。名前が違っていていいのだろうか? うーん、と少し悩みました。でも、これしかないのだし、Check-In Letterの名前は正確だから、どうにかなるだろうと思うことにしました。

そして、滞在手続きの日。どうにかなりました。受付に行ってCheck-In LetterとAppoint Certificationを提示すると、どうやら最初からややこしい名前で確認するのではなく、日時から情報を確認し名前と照合するらしく(それも細かいスペルチェックはないらしく)、問題なく番号札を渡されました。疑われたらどうしようと少しは心配していたのですが、疑いなど無縁の対応でした。
うーん、やっぱりオランダやね。


さて、ようやく筆者の番になり、Application Formを差し出すと、
「これは、日本人用のApplication Formじゃないですね」
「え?! チェックインのときにパスポートを提示してもらったものなんですけど・・・」
Application Formには"with MVV(3ヶ月以内の短期滞在許可必要な人用)"と"without MVV(3ヶ月以内の短期滞在許可必要でない人用)"の2種類があります。日本人は後者で滞在許可申請をするのですが、筆者が手にしていたのは前者。「新しくアポイントメントを取り直しましょう」と、その場で手続きしてくれたのですが、
「え?! 1ヶ月近く先?!」
筆者は構わないけど、オランダとしてはそれでいいのでしょうか。・・・それでいいみたいです。
うーん、ほんまに寛容が美徳の国、オランダやわ。


2度目のアポイントメントの日は、さすがにすんなり手続きが進みました。ライデン市役所から移民局に書類を郵送し、6か月以内に返答が郵送されてくるのだとか。ちなみに、この滞在許可(VVV)申請の日に、ライデン市へのRegistrationも一緒に行います。次回は、このRegistrationの顛末について、紹介します。

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