2007/01/11

銀行口座開設に必要なのは?

銀行口座開設のポイントの一つは、どの銀行のどの支店に行くかです。そして、必要書類・情報を把握しておくことも。

ライデン大学の新聞"Mare"の英語版記事でも指摘されているように、international studentが銀行口座をし解説しようとしたときに、銀行や支店(場合によっては担当者)により必要書類や所要時間が異なるという話が聞かれます。また、2006年秋に銀行側が口座開設時のルールを、より厳しく変更したため、全ての銀行の担当者に必要書類等の情報が周知されていないということもあるようです。
ライデンには、大手ではABN-AMRO、Fortis、ING、Roboなどの銀行があります。この中で、英語でインターネットバンキングのサービスを提供している(2006年秋時点)ABN-AMROで、筆者は口座を開設することに。

まず、ABN-AMROのホームページで必要書類を確認。と、オランダ滞在許可が必要と書いてあります。もっともとは言え、それではあまりに不便。筆者の場合、到着から滞在許可を申請するまでに約2ヶ月。さらに、申請から許可が下りる(または拒絶される)まで最長6か月。これでは、最悪8ヶ月の間、オランダでの銀行口座なしで生活、つまり日本の銀行口座から割高な手数料(約3%)を払ってATMからお金を引き出し続けなければならないということに。そんなん、日本の銀行がおいしいだけやんか。

そこで、銀行の窓口に行き、口座開設に滞在許可が必要かどうか尋ねてみました。
「銀行口座を開設したいんですけど、オランダの滞在許可はまだ取得してないんです」
「銀行口座開設には、滞在許可が必要です」
やはり・・・。

ということで、次に銀行を訪れたのは、滞在許可の申請(取得ではありません)が終わった翌日。滞在許可はまだもってないけど、正規の手続きを踏んだんだから、当たって砕けろやね。
「銀行口座を開設したいんですけど」
とInformationの窓口で伝えると、担当者が来るまで待つように言われました。待つことしばらく。ようやく担当者が現れ、銀行口座を開設したいことを伝えました。
「どの種類の口座を開設希望ですか」
そう、オランダの銀行は手数料や利率の異なる様々な口座を用意していて、顧客はその中から自分にあったものを選ぶのです。ホームページでの予習の成果を披露しなければ。
「Student Packageがいいんですが」
「international student向けのStudent Packageは当支店では扱っていないんです。Breestraatの支店に担当の窓口がありますから、そちらへ出向かれてはどうでしょう」
なるほど。なんでも、筆者が足を運んだLeiden Centraal駅前の支店ではなく、Breestraatの支店にStudent Loungeがあるのだとか。

Breestraat支店へ行きました。と、2階(オランダでいう1階)にありました、Student Lounge。
「銀行口座を開設したいんですけど」
「どうぞ、そちらにかけてください。コーヒーはいかがですか」
とスムーズに始まり、あっという間に手続きが進んでいきます。
■必要書類は:

・パスポート
・ライデン市へRegistrationを行ったことを示す書類(滞在許可申請時にもらえる)
■必要でなかった情報・書類は:
・Sofi number(税金支払のための番号)  
  オランダ国内で所得がないことを伝えると、ダミー番号で処理
・滞在許可  
  申請しただけで取得はしてなかったんです、この時点では

「日本の銀行から送金するので、SWIFT numberとIbanをおしえてください」
この2つの番号は銀行、支店、口座を特定するもの。おさえておきましょう。筆者は、郵送で日本のCiti Bankに海外送金先登録をし、口座開設の5日後、Citi BankのInternet BankingでCitiの口座からABN-AMROの口座に、生活費を送金しました。


1週間後、Wereldpasと呼ばれる3つの機能(ATMカード、デビットカード、電子マネー)をもつカードが送られてきました。これを、銀行の支店に持っていき、activateしてもらうと、使用可能に。Internaet BankingもWereldpasが必要なので、ようやく始められることに。さっそく、InternetSaving Accountという利率の良い(2006年秋で2.4%)の口座を開設したり、家賃の振込先を登録したり。


銀行口座も無事開設し、ようやく一般市民として認められたような気分になった筆者。これからは、ライデン生活を満喫するための情報を中心に掲載します。

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